top of page

水稲の土づくり

最近、皆様の水田でこのような症状が出てていませんか?

・湛水時のガス湧きが多くなった

・途中で肥料切れが起きてしまう

・肥料の量が昔より少ないのに倒伏が多い

収量や品質が落ちてきた

 このような症状を改善するためには、土づくり肥料でけい酸鉄分を補給し、

土づくりをしっかり行っていくことが必要です!

水稲に対するけい酸の役割と効果

 水稲は「けい酸植物」と言われるように、たくさんのけい酸を吸収します。

 10aあたりの吸収量は、100~120kgであり、窒素吸収量の10倍にもなり、米の収量・品質に与える影響は大きいのです。

 吸収されたけい酸は、水稲の葉や茎を強くし耐倒伏性を高め受光体勢を向上させて光合成を高めると同時にいもち病やごまはがれ病などに対する抵抗性を高める働きをします。

10aあたりのけい酸の収支

水稲が吸収するけい酸量

100kg~120kg

天然供給されるけい酸量

80kg

(灌漑水から20kg・稲わらや土壌から60kg)

差引不足分のけい酸量

20~40kg

ミネラルGなら約200kg必要

けい酸の効果

倒伏軽減

受光態勢の向上

病害虫に対する抵抗性の向上

水稲に対する鉄分の役割と効果

 水稲体内における鉄分の役割は、光合成を活発にすることです。(光合成は植物のエネルギー源を生成する活動であり、米の品質や収量にも影響を与えます)

 水田における鉄分の効果は、根を保護する働きが大きいです。鉄分は、根を傷める硫化水素(有害ガス)の発生を軽減し、根腐れを防ぐ効果があります。この根腐れを防ぐことにより、秋落ち(秋に肥料効果が薄れ、生育が衰える現象)やごま葉枯れ病の改善に効果を発揮します。また、根が褐色になるのは鉄分が根を保護(コーティング)しているからです。

鉄分の効果

鉄分が不足した水田では・・・

有害ガス

硫化水素が発生する!

秋落ち

ごま葉枯れ病

品質・収量の低下!

鉄分が十分にある水田では・・・

鉄分

硫化水素

無毒化!

(硫化鉄)

堆肥とミネラルGのけい酸・鉄分含量の比較

「けい酸」・「鉄分」は堆肥だけでは不十分です。

堆肥は保肥力を高めるのに大切な肥料ですが、堆肥と合わせて

「けい酸」・「鉄分」を土づくり肥料で補うことが、より理想的な土づくりといえます。

土づくり肥料を使い続け、土づくりをしっかり行うと・・・

↑20年以上土づくり肥料「ミネラルG」を施用し続けた稲(写真右)

 左が土づくり肥料無施用区で、右が20年以上土づくり肥料を使い続けた圃場の稲の根です。このように根の伸びに大きな差がでます。このよく伸びた根が土からの栄養の吸収量を増やし、地上部の良好な成長へとつながります。米の品質・収量も大きく向上します。

↑毎年、ミネラルGを反当200kg施用しているヒノヒカリ

 ある農家さんの圃場では、10a当たりの平年作収量は650kg以上で全量 1等米になり、収量の多い年には720kgになることもあります。

bottom of page